大学生の息子が外出の途中、駅で腹痛を起こし、夜間に薬をもらいに行った病院で、食中毒と診断されて入院させられたことがありました。夏の終わりのことで、貝の刺し身が原因らしく、私と夫は何ともないのに息子と娘だけが腹痛に襲われたのです。娘は症状も軽く、腹痛が出るのが遅かったのでかかりつけの医師に診てもらい、すぐに元気を取り戻しました。ところが、息子だけは2日間点滴を打たれ、その翌日は重湯だけ、それから三分がゆにしていくというのです。息子は空腹を訴えています。素人判断ですが、吐き気もなにもないのに、どうして投薬でなく点滴までするのだろうと思いました。食事もろくに食べさせずに点滴し続ける治療法に疑問を持ち、看護婦さんにかけ合っても「食中毒は怖いんですよ」というばかりです。私は強引に担当医に会わせてもらい、「何かあっても責任は私がとります。一切、病院や先生には迷惑をかけませんから」といって、息子を退院させてしまったのです。案の定、息子はすぐに元気になりました。大きい病院だから安心かというと、けっしてそんなことはありません。最後は自分の経験、判断がものをいうのです。家づくりの場合も同じだと思います。全国展開している大手の住宅メーカーだから安心だとか、規模が大きければよいとは限りません。