開業医が往診するのは高齢者などが多い。成人・子どもは自分で、乳幼児は親がつれて受診にくる。それにたいし保健婦は家庭訪問し、妊婦・新生児・乳幼児の健康と住居の関係を観察する。前章で紹介した兵庫県総合衛生学院生による報告(1996年度)に目を向けてみよう。◇乳児は1人で健康な生活を営むことができない、抵抗力が弱いので感染予防、保温、快適な睡眠のために、居室・寝室の環境を整える必要がある。訪問したケースは、玄関から和室が2間ならびその奥に台所、トイレ、風呂がつづく。
(参考)
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日光が入るのは玄関と台所の2力所だけ。奥の部屋は雨漏りがする。生後4ヵ月と28日の乳児は玄関入口の部屋に寝かされていたが、幹線道路沿いの家で排気ガスが入る。梅雨には湿度があがる。よちよち歩きが始まると、玄関そばの部屋は転落の危険がある。児の居住環境を変える必要があるが、保健婦として何ができるのか、考えてしまう。